美術館は好きですか?私は、大好きです。私の現実逃避スポットの三本の指に入ります。(あと神社仏閣とインターネット)。昔の美術館に行った写真を見直すだけでも、いい気分になれます。というわけで今日は私の「お気に入りの美術館」を紹介します。
「お気に入りの美術館」とは何ぞや
その美術館が好きな理由は、人それぞれいろいろあると思うんですが、私の場合、主な理由は
①好きな作品がある
②雰囲気がいい
③いい思い出がある
の3つです。
なんかそれがいい具合にまじりあって、好きなんだと思います。あ、でも上の項目のうちどれか1つだけでも良すぎたら、盲目的に愛せるという感じでもあります。
では、さっそく紹介していこうと思います。今、頭の中で思いつくだけでも結構あるので、書ききれないかもしれない…
(http://towadaartcenter.com/)
草間彌生、ロン・ミュエクなど世界で活躍する33組のアーティストによる作品が収められています。個々の展示室が一つ一つ独立した建物で、それらがガラスの廊下でつながっている作りになっています。
違う角度から撮った写真です。わかるかな↓馬が邪魔…
写真を見てもお分かりの通り、カラフルだったり、ポップだったりと親しみやすく、見てるだけで楽しい気分になりますね。私が行った日(真夏)は冷房の効きが悪かったとか、1番近い駐車場は10台しか止めれないとかマイナスポイントを忘れるくらい、外も中も楽しいです。
いろいろ作品がありますが、私は、ロン・ミュエク「スタンディング・ウーマン」が一番好きです。
towadaartcenter.com
この大きいおばちゃんを見るために十和田湖に行ったってもんです。近くで見るとしわとか髪の毛の一本がリアルですごい。大きさもすごい。そのせいか、存在感がすごい。すごい、すごい、すごいってどれだけ語彙が貧困なのかって感じなのですが、とにかくすごい(まだ言う)。
窓に顔を向けた彼女は、通り過ぎる何かを追いかけるように視線を走らせ、観客と目を合わすことはありません。けれど、刻々と移り変わる自然光を浴びた彼女は、見る角度によって様々な表情を見せ、やがて彼女の人生や人の生死について想像をめぐらすことになります。ただモノとしてある彫刻ではなく、その背後に多様なストーリーを喚起させる存在です。
と説明書きにもあるけれど、いろいろ考えさせられるというか感じさせられる。スーパーモデルみたいな人ではなく、よくいる感じのおばちゃんってとこがなんとも不思議な、近しいような、でもこれだけ大きいからやっぱり奇妙で。とにかく不思議な気分になります。
建物から出て、道をはさんで向こう側にも作品があります。
「Arts Towada」という「官庁街通りをアートにしてやろうぜ」という計画のようです。
草間彌生感たっぷり。
こんなんもいるよ↓
野外トイレもあるのでぜひ入ってみましょう(期待して入った割に普通だったような…)。
(http://www.aomori-museum.jp/ja/)
東北が続きます。
この美術館は、お隣に「三内丸山縄文遺跡」があります。建物も発掘現場から着想を得て、設計されたらしいです。
館長の挨拶にも
青森県立美術館は、2006年7月13日の開館以来、青森県の豊かな芸術風土や隣接する三内丸山遺跡に象徴される縄文のエネルギーを芸術創造の源泉ととらえ、多様性に富んだ芸術の魅力を青森の地から発信してきました。
とあります。縄文のエネルギーって、なんかすごそう。ということで、この美術館は三内丸山遺跡を見た後、縄文のエネルギーを感じながら見るのがベストなのかもしれません。ちなみに私は飛行機の時間がなくて行きそびれました。(そして、それは上に紹介した岩手県立美術館に突如行って、すべての旅行の予定を狂わせたせいだったりします。)いつかリベンジしたい。
館内には、菊地敦己、棟方志功、関野凖一郎、工藤甲人、寺山修司、成田亨、奈良美智など個性溢れる郷土作家のコレクションがあります。個人的には奈良美智感がすごかったような(大型の作品が多いからそう思ったのか。)前後で、先に書いた十和田湖美術館に行ったので、どこいっても「奈良美智!」って脳内に残っている。
そしてここに来たらこれは見たいよね
あおもり犬。
お昼は美術館の中の「cafe 4匹の猫」でいただきました。
美味。「いい美術館は、カフェもいい。」私の持論です。
まだまだ、お気に入りの美術館はありますが、疲れたのでここで一回切ります。いつかまた続きを紹介したいと思います。
東北のおすすめ美術館になってしまった。まぁいいや。