konnoe’s blog

読書と旅が趣味。人生に疲弊してみたり、希望をもってみたり、、、

2017年 ベスト本

今更ながら2017年ベスト本のお話。

過労のためは21冊しか読んでいません

そもそも2017年はね…本を21冊しか読んでない。

「なぜ?!」と思って去年一年を振り替えると、過労で死にかけてたんだった…
平均、月150時間越え残業当たり前な感じだったんだ。
月80時間が過労死ラインなら、二回死ねそうな感じですよ。
もうゾンビのように生き抜いた一年だったので、本もなかなか読めず。



過労のときこそ本読もう

睡眠の方が大事!
でもやはり「時間がないときこそ本を読め」は金言で、あの精神的にも肉体的にも苦しんだ時だからこそ、きっと本を読んでいたら救われていた部分があるんじゃないか。
今年は同僚が結構、本読む人がいてその人に触発されて、読書習慣が甦ってきた感じ。
そういう人の存在も大事よね。

では、2017年のベスト本いってみましよー



①北川 恵海「ちょっと今から仕事やめてくる」


ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。 同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。 なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった――。

前々から気にはなっていたけど、「あーもう毎回の泣かせる系でしょ?」と思い、敬遠していた。でも、この本を手にとったときが過労感いっぱいだったのであらすじ読んだだけで、主人公に感情移入してしまい、即購入。
ラスト、そんなオチかいっ!と思ったけど、意外にすっと胸に入ってきて「自分の仕事を大切にしよう」と思えました。
また、辛くなった時にこの本を読んで、仕事に真摯に向かっていきたい。
(そして過労を極めていく…)




②Happy「仮面かぶって生きてませんか? マンガでわかる「幸せ」の教科書」


「宇宙の法則」を通じて知った“真理”――。そして、人生でもっとも必要な、“自分自身で在る”こと――。幸せを感じること、自分の感覚で生きること。これらを忘れてしまった方への第一歩としてぜひ参考に。色んな感じ方があると思いますが、何よりも「『あなた』がどう感じるか」を大切に。

いわゆる「引き寄せ」本です。気持ちがつらいと藁をもつかむ思いでスピリチュアルに頼ります。
壺とか買ってしまう心理、すごくわかるんですよ、私は。
とはいえ、こういう引き寄せ本を「うさんくさいなー」と心の底から思うときともあります。
(この文章を書いている時はそんな気分で書いているので、そういうの好きな方の気分は害してしまうかもしれない。すみません。親に素直になれないけどありがとうと言いたい思春期の子どもだと思って温かい目で見てあげてください)
後者の気分の時でも、「引き寄せがあろうとなかろうと、気持ちよく生きれりゃいいよねー」という気分にさせてくれる本です。
極論、もう自分が幸せなら胡散臭くてもなんでも頼るべきだと思う。
(それが後々の不幸につながらないか心配した方がいいとか考え始めてループに陥る…)





③汐街コナ 「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)


過労死・過労自殺する人が「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由を解説しながら、仕事や会社に追いつめられている人がどのようにすればその状態から抜け出し、自分の人生を大切にするための方法と考え方が描かれる。

ただの棒人間漫画なんですけどね。あー、もうこれすごくわかるわー。
とにかく頑張り過ぎちゃう人は、「ヤバくなったら逃げればいい」と思いがちなんだけど、「ヤバくなったら逃げることさえ選択肢としてなくなる」ことは肝に銘じておいたほうがいい。早めに「勇気ある撤退」をしようとリアルに思わせてくれる漫画。
ギリギリまで頑張っちゃう人、読んで!





④田中 圭一「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」

著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!

いろんな鬱のひとたちがいろんな方法で抜け出た(抜け出ようとしている)経験を書いている。「あー、わかるわー」というのも多い。鬱と診断されていなくてもいろいろあって精神が崩壊しかかった人は読んだらいいと思います。上の本と同じく予防的な意味で、頑張りすぎ屋さんも読んだ方がいいと思います。

以上4冊でした

以上4冊が2011年ベスト本。
過労者のための読書案内みたいになっとる(笑)

やっぱりいい本に出会うにはある程度、量がいるなーとしみじみ思った。
先にも書いたけど一番の教訓は「過労のときこそ本読もう」(死なない程度に)

過去のベスト本記事まとめ(整理しなおしているところはリンク切ってます)

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