konnoe’s blog

読書と旅が趣味。人生に疲弊してみたり、希望をもってみたり、、、

自分に合うカウンセラーを探そう

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カウンセリングを受けよう

私は、数年前から定期的にカウンセリングを受けています。
受ける前の私は「そこまで辛くないからカウンセリングとか受けなくていいや。時間もないし。」と考えていました。で、数年後「めっちゃしんどい事態」に陥り、カウンセリングを受けることになりました。で、回復した今思うのは、『少し辛い』でも、カウンセリングを受けた方がいいということです。もっと言うなら、全然しんどくなくても、対人援助職に就いている人(将来的に就こうと考えている人も含めて)は、カウンセリングを受けてもいいと思います。スーパーバイザーの役割をしてくれますし。対人援助職でなくても、何か生きづらさを抱えているなら(例えば自分は機能不全家族で育ったとか自覚がある人)が、気軽にカウンセリングを受けれる環境があれば本当はいいと思います。
でもカウンセリングは「全然(心理的に)しんどくない」と思う人も受けたらいいと思います。理由は、無意識の抑圧でそう考えている人もいると少なからずいると思うからです。「こんなことで根をあげてはいけない」「他人に頼ってはいけない」…そんなことを考えている(意識上ではなく、無意識でね。)人がたくさんいると思う。病休とったらいいのに、それさえできない(できないというか選択肢がない)というような昔私みたいな心理状態の人、結構いるでしょ?「頑張れてるんだったら、いいじゃん」と思うんだけど、いつかパンクしてしまいますよ。何かのきっかけでカウンセリングを受けて、自分の心の状態に気づける人が増えたらいいなと思います。日本がカウンセリングを受けない文化であるだけで、欧米では「心の調整」くらいの気持ちで受けに行く人も多いみたいですね。
www.digital-health.jp
なんでもかんでも欧米のマネをしろとは心から思いませんが、カウンセリングが生活に根付いているのは、純粋にいいなぁと思います。


私のカウンセラー

私が信頼していて、よく話を聞いてもらったり、心理療法を行ってもらっているカウンセラーは3人います。

  • Aさん

基本(?)のカウンセラー。何かがない限り、基本的にこの人のカウンセリングを受けます。話を聞いて、その後心理療法を受ける流れが多いですね。交流分析を基にした理論で行っていて、イメージセラピー、箱庭法、ゲシュタルト療法などいろいろしてもらえます。心理学の講習もしているので、定期的にそちらにも理論を勉強に行きます。人気カウンセラーなので予約が取りにくいのが難点。

  • Bさん

職場の保険で年3回だけカウンセリングしてもらえる有名な先生。カウンセラーというか心療内科医。認知行動療法のやり方で、気持ちを整理してくれます。

  • Cさん

Aさんも、Bさんも無理な場合の緊急避難所(?)。話もそこそこに、心理療法にいきます。イメージセラピーが主かな。


本当は一人の方に固定した方がいいのかもしれませんがね。まぁ、でも物理的に無理なんだから仕方がない。


自分に合うカウンセリング(カウンセラー)の探し方

私はこの3人に行きつくまでに、あと何人かのカウンセラーのところに行きましたが、合わなくてやめました。
値段とか場所とかいろんなことを考慮して、カウンセラーを選ぶと思いますが、このあたりを気にしてカウンセラー探しをしたらいいんじゃないかという点をあげようと思います。

①基本的なことがちゃんとしているかどうかを見極める

自分がカウンセラーじゃなくても、カウンセラーがきっと大事にしなきゃいけないことって想像できると思うんですけど、それさえ守れていないところは結構あるな~と思ったのが、いろんなカウンセリングに行ってみて思ったことです。たとえば、、、
守秘義務を守らない
他人がいる前で(むしろ他の人に会うような形になっているのがおかしいと思うんだけど)自分の内情を話されたりとか…。あと、壁が薄かったり、次の待っている人に合わなきゃいけないとかいうのももうちょっと気を使ってよね、って思う。
・受容しない
ひたすら説教型のカウンセラーも1人遭遇しました…。怒ってほしいならもっと別の場所にいくよ!って話です。怒りはしないけど、ひたすらアドバイス型ってのもあったな。「いや、まずこっちの話聞いてよ!」みたいな

でも、私はド素人なので、そういう「守秘義務守らない系カウンセリング」とか「説教カウンセリング」とか「ひたすらアドバイスカウンセリング」とかいう手法もあるのかもしれない。とにかく、私には合わなかった。


②カルテを丁寧にとっている

何度も同じこと聞くカウンセラーがいました。もちろん意図的に聞いてくる人もいますけど、それを考慮してもいろんなことを何回も訊いて、それが初めて聞いたかのようにいうのはちょっと…。さらに事務的なことで何度も確認があるのあ、商売人としてアカンよね。カウンセリングを受けるクライアントは、混乱している人も多いと思います。カウンセラーがそれを聞き取り、どういう方向性で解決に導いていくかをしっかり考えていくためには継続していろんなことを考える必要があると思うし、その時にカルテはどうしても必要になってくると思います。その場では適当に走り書きとかしていても、2回目に行くと「ああ、この人カルテちゃんと、とってるわ」ってなんとなく肌でわかると思います。

③フィーリング

ま、すべてはこれですよね。話し方とかしぐさも含めてすべて。

他にもその人がどんな理論や理屈でカウンセリングしているか知るのも大事だと思います。私は今のカウンセラーのAさんが合うっていうのもあったと思うんですけど、その人の根底にある交流分析の考え方があっていたのもあると思うんです。選ぶときに、そんな視点を入れてみるのもいいかもしれませんよ。スピリチュアルな感じが好きなんだったらそれもそれでありだと思います。私は頭が固いので理屈ガチガチの方が好きです。だから、私は上にあげたCカウンセラーときに、交流分析を理論として心理療法を行っているカウンセリングを探したので、この人にはすぐヒットした気がします。ただ、私自身は認知行動療法はどうかな?と思っていたのですが、Bさんのカウンセリングを受けるとすっと気持ちが楽になるのもあるので、それにとらわれすぎるよくないのかもしれません。

あと、私は自分が心のことで苦労した人の方がいいと思っています。共感率が高い気がする。あと、その人が今いろんな気持ちの制約とかから解き放たれて生きている姿がクライアントの希望になると思うんですよ。ただ、まだ自分の問題が明らかに解決してないよね?みたいなカウンセラーは注意。共依存みたいになっちゃうし。

④自信はあるけど、過信していない人

別にこれはどの職業にも言えるけれども、実践を積んだうえでその仕事ができる自信があることは大事だと思う。ただ、それゆえに、自信過剰に自分のことを過信しすぎている人は信頼できない。「私は昔しんどい思いしてたけど、今は全然大丈夫」「私はこれまで病んだこともないので安心してまかせて」とか言いながら、「いやいや、どう考えたってあなた自身に心理的に問題あるでしょ」って人もいる。カウンセラーなので、自分自身が真の意味で心の安定を図れていて、かつそれをチェックしている(たとえばスーパーバイザーがいるとか)まで意識的にしている人ならいいなーと思う。


カウンセラー選びをあきらめないで

私は今のカウンセラーに落ち着くまで結構いろんなカウンセリングをめぐりました。嫌な気分になったところも多く(自分自身も精神的にしんどかったのもあるし)、もうカウンセリングに行くのやめようと思ったりもしたけど、カウンセラーとの相性ってやっぱりあると思うので、いろいろ行ってみたら出会えると思います。もちろん今のカウンセラーに全く不満がないわけではありません。(私自身の心理面で解決してないところが、そうさせている部分も含めて。)でも、今私に関わってくれているカウンセラーは、私の痛みを心からわかってくれて、かつ私自身が自分の力で明るい未来を切り開けることを信じてくれています。きっとあなたにも、あなたの未来を、あなたの力で切り開いていけるように手伝ってくれるカウンセラーは必ずいると思います。あきらめずに探してみてください。