konnoe’s blog

読書と旅が趣味。人生に疲弊してみたり、希望をもってみたり、、、

Kindle Voyageを使っています

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かなり前の記事で「Kindleを購入したので、そのレビューを書く」といいながら、数年放置していました。
今年、kindle unlimitedに入ったりして、私のKindleライフがいっそう楽しくなってきたのでこれまでの経緯をまとめようと書きます。



Kindleは言わずと知れた電子書籍です。
Kindleにも種類があって、私が持っているのは「Kindle Voyage」です。
Kindle Voyage、電子書籍リーダー、Wi-Fi
(「こころ」を使ってる時点で、漱石ファンとしては心浮かれてしまう)
何代前の機種になるんだろうと思ってたら、まだ1代前なんですね。
後継がもっと続々出てきていると思っていました。
うーん、やっぱり「日本は電子書籍の墓場だ」って言われるだけあって、売れてないのでしょうか。
でも、私は好きだよ!電子書籍(というかKindle)!


ちなみに他にどんな種類が出ているのか調べるために使ったサイトは↓です。
比較で書いてあるのでとってもわかりやすいのでぜひ!
www.hitode-festival.com



私とKindle(超個人史)

まず、私がkindleを買うにいたったきっかけから。
昔から家に本は多かったんですが、大学に上がってから飛躍的に読書量があがり、自然と本も増えていったんです。
社会人になってもその傾向は収まらず、天井までの本棚を購入したのですが、それがすぐに埋まってしまい、その時に初めて電子書籍購入を検討しました。
で、いろんな電子書籍を見てたのですが、Amazonのアカウントも持っていたし、大手だしということでKindleに決めました。



Kindle買う前の不安や懸念

電子書籍化されていない本だって多いのでは?
→使ってみたら以外に読みたい本はそれなりに電子化されているものが多かった。さらに最近では電子化されてないと読まなくなった(これはアカン傾向…)っていうか、電子化されてない読みたい本がどうしてもあるなら、普通に買えばいいじゃん!と思った。未だに電子書籍ばかり読んでますか、それでも数冊は紙の本も買ってますね。



・どのタイプを買ったらいいかわからない
→いろんな口コミを参考に!ちなみにKindle Voyage使いやすいですよ。でも私はKindle Voyageが初の電子書籍なので何かと比較して言ってるわけではありません。他の人たちの口コミをみながらKindle Voyageでよかったと思っているだけです。見やすいとか、この機能がいいとか比較してみなわからへん!たた時々、思うのはもうちょっと容量が大きい端末でもよかったかなーとは思うけれども、私は4GBですが不便なわけでもないです(羨ましい)。
Kindle Voyageを購入するなら(他のでも?)、「広告(キャンペーン情報)ある・なし」と「3G回線使える・使えない」機種を選ぶ問題があると思います。まず、広告つきと広告なしがあるんですが、これは断然広告なしの方がいいと思います。少し高くなるけど、ずっと使うことを考えたら、立ち上がるのが遅いのは面倒すぎると思うね。あと、3G回線が使えるやつがあるんですが、家にWi-Fi環境があるならいらないと思います。ちなみに3G回線はマンガは落とせません。家にいる時ではなくて、3G回線まで使ってどうしても読みたいときはケータイのKindleアプリを使っています。
そんなことを言ってしまうと、もうそもそもKindleの端末をあえて買う必要はあるのか、という話になるのですが、ケータイの方が目が疲れるし、あとマンガや画像として文字を読みこんでいる本は読みにくいので、やっぱりkindleを使って読みたいなと思うわけです。



・クレジットカード払いが嫌
Amazonのカードを使えば、クレジットカードを登録する必要なし。コンビニで手軽に買えますよ~



・本の良さが味わえなくなるのでは?
→本の良さを何かという話になってくるんですが。装丁とかページをめくる感じとか、紙のにおいとか…そんなものはなくなります。私も最初はそんなことを思って「なーにが、電子書籍だ」と思っていましたが、電子書籍の手軽さにすぐに負けました。あと、そこまで自分がアナログの本の良さにこだわっていないことにも気が付きました。好きな本だけは、電子書籍を購入しても紙の本で残していますが(無駄)、結局、電子書籍版を読んでいる現状です。



買ってみて思うところ

・手軽に本が読めるのは最大の利点
京極夏彦の本とかよく持ち歩いてたよ、あんなレンガみたいな本」と今では思います。京極本に限らず、厚い本を気軽に外で読めるだけでもいいなぁと思います。あと、旅行とか行くときに本を何冊か持っていきたいけど、重くて持っていけない時とかもいいですね。旅行中にあの本読みたいのに持ってきてない問題がほぼなくなりましたね。快適。


・検索が手軽
「あの言葉どこに書いてあったかなー」と探すときに便利。電子化されているので、すぐ探せます。あと、私は本を読むとき、ひっかかるところに線を引っ張ったり、付箋はったり、端を折ったりするのですが、それも簡単にできて、消すのも手軽でいい。紙の本なら書いてしまったら、古本屋で売れないもんね。



積ん読感がない
これはいいのか悪いのかわからない。部屋が片付くという意味ではいい!でも、積ん読が、恐ろしい量になっていても罪悪感が、薄い…私もたぶん相当な量になっている気がしますが怖くて調べられません。



・試し読みができる
なぜか「試し読みができない」とKindle購入前は思っていて、「電子書籍で買う前に、本屋にいって試し読みをしてそれから家で購入」という面倒な形を想定していました。私は店員の目を気にしてしまうので、家で手軽に読める電子書籍の試し読みの方がいいかな。ただし、数ページ読むことができるだけですので、ざっと全体を試し読みをしたい人には、むいてないかも。
あと、漫画なんかだと、月額料金とかも取られずに1冊丸ごと無料で読める本もあってそれはすごくいいと思います。



・ケータイのKindleアプリと比べて
漫画は確実に読みやすい。画面が大きいから当たり前だけど。Kindleな大半は白黒画面なので、雑誌とかはスマホタブレットで見ています。あとスマホに慣れている人からすると、ページめくりが遅くて、使い始めはイライラさるかも。あと、ページめくりと言えば、めくるときに一回白黒逆転(画面リフレッシュ)するのは知っていたけど、最初は目がチカチカする感覚でした。めくる遅さにしても、画面リフレッシュにしてもなれるし、むしろKindle読んでいる時はそれがないとムズムズすると思います。ちなみに画面リフレッシュの感じは、環境でも変わるのだそうです
yururisto.hatenablog.com



以上Kindleを使ってみてでした。

紙の本より「便利」です。スマホよりは「不便です。」
その両方が組み合わさってそれなりに「イイ感じ♪」で使えるのがKindleだと私は思っています。

電子書籍が初の人は、先にスマホのアプリで試してみるのもありかもしれませんね。

幸せについて2014

「幸せって何だっけ?」と2014年に書いた下書きが出てきたんでアップ。 この頃はこんなこと考えてたのねー

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「幸せってなんだっけ?」とよく考えます。 「幸せを探しているうちは、幸せは見つからない」なんてよく言いますし、「追わない方がいいのかも…」と思ったりもしますが。

最近、幸福大国と呼ばれるデンマークに関する記事と、アドラー哲学の本(『嫌われる勇気』)を読んで、『幸せになるためにすべきこと・考え方』なんかを考えてみたので、まとめておこうと思います。

★変えられないことにこだわらない

他人の気持ちや評価は変えられない。 変えられるのか、変えられないことなのかを見極めることが大切。見極め方の一番シンプルな方法は『最終的な責任は誰にくるか』を考える。

★自分を過大評価しない

自分より優れている人はいくらでもいる。能力が高い人である必要はない。 普通の人間であることを恐れることはない。

★自らを幸せにするための努力を意識的にすること

ほぼノンストップで夜の10時頃まで働くのは働きすぎ。夜、頭痛と吐き気が治まらない時は疲れている証拠。意識的に「働きすぎないようにする」ことは大事!自分の健康と人生の幸福のために生きるべし。 また、好きなことや落ち着くことをしている時間を、人生を幸せにするための時間として絶対確保すること!運動もしよう!

★より大きな共同体を見よう

仕事だけ、家族だけにならず、いろんな共同体に属しておこう。何より人間や、地球、宇宙といった大きな共同体を感じること。

★他者に貢献すること

自分自身で貢献観を作っていくことが大事。他人が褒めてくれることばかりを 私は仲間の為に何かできた!という細やかな貢献感を育もう

★志を高く

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めちゃくちゃ途中で終わってる感じですね。『嫌われる勇気』に非常に触発されたようですね。 でも四年たった今でも「なるほど、確かに。」と思わせてくれます。

まさあきにプリキュアを~ステレ オタイプ思考や毒親を乗り越えて~

意味不明な題名ですが、たぶん中身も意味不明です。マンガとかアニメの話。

プリキュア」と「トクサツガガガ

「まさあき」というのは漫画「トクサツガガガ」(後述参照)に出てくる「任侠さん」と呼ばれる心優しい青年です。彼は、プリキュアを模したであろう子ども向けアニメ「ラブキュート」に夢中なんですよ。下はただ本屋にテレビくんを買いにいった様子です。もうどんな漫画かわかんないですね。

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その任侠さんと一緒に読みたいなと思ったのが下の記事。
アニメ「プリキュア」に関するものです。まだやってるんですね、プリキュア。何代目なんでしょう?

prehyou2015.hatenablog.com
プリキュアさん、すごいな。「男の子だって、お姫様になれる!」だって!日曜日のこの朝の枠のアニメや特撮って、ステレオタイプな考え方、特に性のあり方みたいなものを誇張するようなところあるじゃないですか?プリキュアも、もちろんそういう側面があると思っていたので、こういう一面を見ると「おお!」っとなりますね。



同じ人の記事を読みながら、下の回のプリキュアもすごいなーと思った。
prehyou2015.hatenablog.com

この記事を書いた方の感性もいいわ~

「あなたの事は好きではないですけど、あなたの事は認めます」


って言うのは多様性の基本的な考えですよね。


きちんと「あなたのことは好きではない」を表明した台詞がものすごいと思いました。


何も「全てを好きになる」必要はないのです。
嫌いなものは、嫌いとした上で、それでもその人を「認める」事が大事。

「好きではない」を「差別すること」や「認めない」ことと混同してしまうことって多いと思う。好みの問題とか言いながら、差別してるっていう感じのん。自分もやってしまっている気がする。「私の好みでないだけで、あなたが悪いわけではない」って難しいんだけど、そこを切り開かない限りどーしようもない。
子どもたちがこういうアニメを見ながら、多様な生き方でOKなんだって覚えていって、どんどん多様な生き方が認められる世の中になればいいなぁって思う。


と「プリキュア」で考え、「トクサツガガガ」の話。

で。これを見たときに、「トクサツガガガ」の「任侠さん」こと「まつもとまさあき」のことを思い出したわけですよ。別に任侠さんには、お姫様になりたいわけでも、プリキュアになりたいわけでも、ラブキュートになりたいわけでもありませんが。
トクサツガガガ」というのは、私が今、大いなる期待をもって購読している漫画です。面白いです。現段階で13巻まで出ています。

簡単なあらすじは、主人公のOLである仲村さん(「特撮」オタク)が仲間を見つけたり、特撮見たり、特撮のヒーローショーを見に行ったりとか、いろいろする(←適当)オタクあるある漫画です。
なぜ、私が期待と込めているかというと、このマンガには「毒親との闘い」みたいなテーマもあって、個人的にそれがどういう収束を見せるのかが気になるのですよ。
(ここから下、ちょっとネタバレあるよ)


主人公・仲村さん家の母親はいわゆる毒親っぽい。


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学生時代の仲村さんと母親の会話。毒親感ぷんぷんするじゃないですか。


その母親のステレオタイプなものの考え方に仲村さんが悩み、時には逃げ、また、立ち向かっていく姿が、毒親持ちじゃなくても、ステレオタイプな世の中を生きづらく思っている人の応援になっていると思うんですよ。作者も「ひとつの視点に偏らないように書いている」とあるので、ステレオタイプな物の見方に対してのアンチテーゼは意識してるんじゃないでしょうか。

この漫画のいいところは、”徹底的にそのステレオタイプの思想と対抗したらいいんだけど、それが現実的に軋轢を生みだしたりして「なかなかうまくいかないものではない」”ってところまで描き出しているところだと思う。こちらも人間ができてるわけでもなし、弱い時だってあるし。作中でも仲村さんは、母親との関係に悩み、時には逃げ、乗り越えって行き、乗り越えられず打ちのめされたりします。っていうか、ほぼ逃げるか、打ちのめされている気がします。

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仲村さんは、大人になることで物理的に自立したり、仲間ができることで、母親との心の溝は深まることになる。そんな彼女は、毒濁刃(仲村さんが愛する「獅風怒闘ジュウショウワン」に出てくる剣)で母を倒そうとするわけですが(比喩ですよ)、なかなかうまくいかないんです。
ネタばれなんで言えませんが、現時点で最新刊の13巻では、また二人の関係がすごいことになってきて……ラストに向けて、どうやってラスボスである、母親から仲村さんが勝利を勝ち取るか気になります。


でもまぁ、本当の勝利って何なんですかね。

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(作中の現行特撮、ジュウショウワンの一部。ネタばれ?っぽい台詞は消しています)

ぜひ気になる方、読んでみてください。
えーと、この記事はたぶん、おすすめ漫画についてでした!

2017年 ベスト本

今更ながら2017年ベスト本のお話。

過労のためは21冊しか読んでいません

そもそも2017年はね…本を21冊しか読んでない。

「なぜ?!」と思って去年一年を振り替えると、過労で死にかけてたんだった…
平均、月150時間越え残業当たり前な感じだったんだ。
月80時間が過労死ラインなら、二回死ねそうな感じですよ。
もうゾンビのように生き抜いた一年だったので、本もなかなか読めず。



過労のときこそ本読もう

睡眠の方が大事!
でもやはり「時間がないときこそ本を読め」は金言で、あの精神的にも肉体的にも苦しんだ時だからこそ、きっと本を読んでいたら救われていた部分があるんじゃないか。
今年は同僚が結構、本読む人がいてその人に触発されて、読書習慣が甦ってきた感じ。
そういう人の存在も大事よね。

では、2017年のベスト本いってみましよー



①北川 恵海「ちょっと今から仕事やめてくる」


ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。 同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。 なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった――。

前々から気にはなっていたけど、「あーもう毎回の泣かせる系でしょ?」と思い、敬遠していた。でも、この本を手にとったときが過労感いっぱいだったのであらすじ読んだだけで、主人公に感情移入してしまい、即購入。
ラスト、そんなオチかいっ!と思ったけど、意外にすっと胸に入ってきて「自分の仕事を大切にしよう」と思えました。
また、辛くなった時にこの本を読んで、仕事に真摯に向かっていきたい。
(そして過労を極めていく…)




②Happy「仮面かぶって生きてませんか? マンガでわかる「幸せ」の教科書」


「宇宙の法則」を通じて知った“真理”――。そして、人生でもっとも必要な、“自分自身で在る”こと――。幸せを感じること、自分の感覚で生きること。これらを忘れてしまった方への第一歩としてぜひ参考に。色んな感じ方があると思いますが、何よりも「『あなた』がどう感じるか」を大切に。

いわゆる「引き寄せ」本です。気持ちがつらいと藁をもつかむ思いでスピリチュアルに頼ります。
壺とか買ってしまう心理、すごくわかるんですよ、私は。
とはいえ、こういう引き寄せ本を「うさんくさいなー」と心の底から思うときともあります。
(この文章を書いている時はそんな気分で書いているので、そういうの好きな方の気分は害してしまうかもしれない。すみません。親に素直になれないけどありがとうと言いたい思春期の子どもだと思って温かい目で見てあげてください)
後者の気分の時でも、「引き寄せがあろうとなかろうと、気持ちよく生きれりゃいいよねー」という気分にさせてくれる本です。
極論、もう自分が幸せなら胡散臭くてもなんでも頼るべきだと思う。
(それが後々の不幸につながらないか心配した方がいいとか考え始めてループに陥る…)





③汐街コナ 「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)


過労死・過労自殺する人が「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由を解説しながら、仕事や会社に追いつめられている人がどのようにすればその状態から抜け出し、自分の人生を大切にするための方法と考え方が描かれる。

ただの棒人間漫画なんですけどね。あー、もうこれすごくわかるわー。
とにかく頑張り過ぎちゃう人は、「ヤバくなったら逃げればいい」と思いがちなんだけど、「ヤバくなったら逃げることさえ選択肢としてなくなる」ことは肝に銘じておいたほうがいい。早めに「勇気ある撤退」をしようとリアルに思わせてくれる漫画。
ギリギリまで頑張っちゃう人、読んで!





④田中 圭一「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」

著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!

いろんな鬱のひとたちがいろんな方法で抜け出た(抜け出ようとしている)経験を書いている。「あー、わかるわー」というのも多い。鬱と診断されていなくてもいろいろあって精神が崩壊しかかった人は読んだらいいと思います。上の本と同じく予防的な意味で、頑張りすぎ屋さんも読んだ方がいいと思います。

以上4冊でした

以上4冊が2011年ベスト本。
過労者のための読書案内みたいになっとる(笑)

やっぱりいい本に出会うにはある程度、量がいるなーとしみじみ思った。
先にも書いたけど一番の教訓は「過労のときこそ本読もう」(死なない程度に)

過去のベスト本記事まとめ(整理しなおしているところはリンク切ってます)

2016年ベスト本 - konnoe’s blog
2015年ベスト本 - konnoe’s blog
2014年ベスト本 - konnoe’s blog
2013年 ベスト本 - konnoe’s blog
2012年ベスト本 - konnoe’s blog
2011年ベスト本 - konnoe’s blog
2010年ベスト本 - konnoe’s blog
2009年ベスト本 - konnoe’s blog
2008年 ベスト本 - konnoe’s blog
2007年ベスト本 - konnoe’s blog

思い出の家族旅行と戦後73年

旅先からの投稿。
旅先でネットが繋がらない環境だったので、ブログの更新もできずにいました。
少しは繋がるんですけど、がっつり繋がってないとどうもブログって書きにくな…。
今日はネット繋がりやすい環境だったので、ひさしぶりのブログ。

今週のお題

今週のお題は、「思い出の家族旅行」とのことで…
さいころ、旅行にはよく連れて行ってもらったので、いろいろ思い浮かぶけれど、
「どれが一番思い出に残っているのか」と聞かれると、どれも楽しかったなという感じでした。
どれもよかったし、あまり嫌な思い出もないので、逆に一番が選びにくいなという感じ。
ただ、一つ言えるとしたら「印象に残っている」という意味での「思い出の家族旅行」は、小学校のころの、広島の「原爆ドーム」に行ったときのことかな。
今日が8月15日だったから偶々思い浮かんだのかもしれないけれど。
お題を出しているヒルトンさんが求めているものではないと思うけれども。
それでも、やっぱり「#思い出の家族旅行」はこれだなと思った。

戦争の凄惨さ

私はどんな内容においても大人になるまでの記憶が結構抜け落ちていて、
(要するに忘れっぽい)だから、先にあげた広島の旅行を全部覚えているわけではない。
とにかく、そんな中でも私が鮮明に覚えているのは原爆資料館にあった「被爆再現人形」です。
今は撤去されているますが、昔行ったことのある人は知っていると思います。
あの人形がとにかく怖くて、怖くて、夜も思い出して眠れなくて、それから数日眠りが浅かったのを覚えている。
あの時はしんどかったけれど、今になって思うとあの恐怖を体験しておくべきだったなと思い、あの場に連れて行ってくれた親にとっても感謝している。
家族旅行ってやっぱり楽しく過ごしたいもんだけど、あれを見るとやっぱりつらく苦しい気持ちになるでしょ。
そのあとにも、家族で沖縄の戦争の跡地を回ったことがあったんだけど、その時も重苦しい空気になってさ。
でも、それってすごく大事なことだと思うの。
家族の楽しく過ごす温かい時間と同じように大事にすべきだと思う。
幼いころ体で感じた恐怖や空気の重さって大人になってもずっと残っていると思う。
その当時の恐怖や苦しみなんてわかるはずないけど、「戦争は恐ろしいものだ」と私の戦争に対する思いの原点はあの人形、あの小学生のころの家族旅行にある。
大人になって友達なんかと旅行に、行くことはたくさんあると思う。
でも、なかなかそんなところ行かないと思うのよね(行く人は行くけどね)。
だからこそ、家族や学校はそういう体験を子どもにさせてあげなきゃいけないと思う。


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この記事を書くにあたって、あの「被爆再現人形」の撤去のニュースを調べてみた。
(↓リンク先にはその画像もあるので、しんどくなるかも。。)
広島・原爆資料館:「被爆再現人形」25日に幕 - 毎日新聞
私も当時勝手に「残酷だからって撤去するのはどうなの?」と、どちらかというと撤去は反対だったんだけど、撤去された経緯が

被爆者から見れば(実相を反映しておらず)人形はおもちゃだ」と指摘。

というのは初めて知った。情けない…
調べると今はないけれども、当時の広島市のHPにもこう書いてあったらしい。

被爆再現人形は、非常に印象に残り、当時の情景を伝えているという展示だというご意見があります。しかし、一方で被爆者の方は、無残な遺体がたくさんあり、男女の区別さえつかず、親子でさえ見分けることができない情景を体験されています。そうした状況からは、被爆再現人形に対して「原爆被害の凄惨な情景はこんなものではなかった。もっと悲惨だった」といったご意見もあります。展示をご覧になられる方の見方によっては、原爆被害の実態を実際よりも軽く受け止められかねません。

広島平和記念資料館の被爆人形は、「怖いから撤去」なのか? - 荻上式BLOG から孫引きさせていただきました)
そうかそんな思いがあったのか、と思いつつ、個人的には、人形は残しつつ、さらに「実態をわかるような」資料(人形じゃなくてもいいので)を作ればいいのじゃないかとも思う。
悲惨な人からしたらあの人形は軽すぎて苦しいんだろう。
そんな適当に作るなという怒りの気持ちがあるのかもしれない。
一方で、被害が少ないから・軽いから、その証言(ここでは人形だけど)をなくしては、いろいろなものがなくなってしまうのでは?と思ってしまう。
もっと被害が重い人がいることをアナウンスするのが大事なのであって、展示物をなくすことがいいとは思わない。
人形残さないことは、さらに凄惨さが軽くなるような気はしなくもない。
自分の体験を照らし合わせてみても、あの人形は原爆の恐怖のわかりやすい収束だったような気もするからだ。


私は未だあの戦争を把握しきれていない

上の記事に限らず、今年になって戦争について知ったり、考えたりしたことががこの夏は多くあった。
下の記事もそう。
「絶望しない国」で生きる、ということ(森達也)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ

戦後ドイツを全面的に称揚するつもりはない。ただし自分たちの過ちについて、日本とドイツの意識のあいだには相当な差異がある。戦争における日本のメモリアルデーは、戦争が終わった8月15日と広島・長崎の8月6、9日。そしてドイツのメモリアルデーは、アウシュビッツが解放された1月27日とヒトラーが首相に任命されて組閣した1月30日だ。つまり加害の記憶とナチス体制が始まった日――これがドイツにおける戦後70年の歴史の原点だ。だから彼らは毎年思いだす。なぜ自分たちはナチスを支持したのか。なぜ自分たちはあれほどに残虐な行為に加担したのか。深い絶望とともに考え続ける。だからこそ現実的な選択ができる。


日本人は絶望的なまでに絶望しない。


直後には大騒ぎするけれど、すぐに目を逸らす。責任を曖昧に分散しながら希釈する。個ではなく集団に紛れてしまう。そして同じ過ちを繰り返す。再稼働する。

もちろんそれゆえの強さもある。敗戦からたった十数年で奇跡的な復興を成し遂げた。この原動力に…

日本とドイツの戦争におけるメモリアルデーは「うーん、確かに」と唸るほかなかった。
そんなことを考えたことがなかった自分が恥ずかしくなるようだった。

さいころから夏になるたびに「戦争はだめだ」と教育を様々な場所で受けてきた。
それでもまだまだ知らない知識がある。知らない感情がある。知らない衝撃がある。
まだまだ目を背けていることがある。
どこまで私たちがあの戦争を「把握」できているかというのは疑問だ。
そして、そもそも「把握すること」なんてできるのか、ということもある。
でも、きっとあの戦争を把握しようとする努力の中にしか平和な道は築けないと思う。
戦後70年を超えて、さらにその把握が難しくなっている。

自分が無知であること、目を背けている事実があるかもしれないこと、
そのことを忘れずに私はずっとあの戦争と自分を繋げていきたい。



#思い出の家族旅行

ちょっと贅沢な家族旅行はヒルトンで!
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教免持ってる新卒の方へ。講師登録をしませんか?

2018/09/24更新
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教員採用試験の結果が出ているみたいですね。ここに検索でたどりつかれた方々が、どういう状況かわかりませんが、新しい進路を考えなくてはいけない状況の方も多いのでしょう。
私も10年ほど前(もうそんな前か!)、そんな感じだったので、参考までに、私の講師体験を記しておこうと思います。

体験談が欲しい

10年ほど前、大学4回生の時に教員採用試験に落ちて、「社会人、1年目どうしよう」と考えておりました。
「公立の学校の教員になろう」と思っていたので、「もう一度、来年、教員採用試験を受ける」ことは決まっていました。しかし、採用試験の夏まで「就職浪人(?)をしようか」、「もう院に行っちゃおうかとか」、とか、いろいろ考えてました。企業に受かるために就活する気はさらさらなかったんですが。オイオイって感じですよね。結局、講師登録をした後、常勤講師として働くことになりました。その時に、いろんな迷いがあったので、体験談なんかを知りたかったのですが、ネット上には、意外に転がってなくて……。
あの頃は「誰か書いてよ!」と思ってたんですが、なかなか自分が書ける立場になると、忙しさにかまけて書かないもので…何年後しかで記事にすることにしました。


講師になるべきか?

私は、大学4回生の10月頃に講師登録をしたように思います。(今の時期と違うかもしれませんので、自分で調べてくださいね。)まず、この時点で、自分の能力に自信がなく本当に講師登録をすべきかどうか迷いました。結局、講師登録に踏み切った理由は


・私の場合、働かなければ生活が堕落するに決まっている。
・講師経験をしていれば、きっと採用が有利になるんじゃないか……(あくまでも推測)

というわけで、2つの自治体に講師登録することにしました。




講師依頼の電話がかかってきた!

講師登録をして数か月……「いつまでも電話が来ない!」と思っていたら、3月の終わりに講師依頼の電話がかかってきました。現場にいる人なら知ってると思うんですが、講師っていわゆる数合わせなので、ギリギリにしかかかってきません。「かかってこなかったら、年度始めに仕事探しかよ!」って話ですが、こっちの生活のことなんか考えちゃいないということです。

3月の末までに、トータルで3つの自治体から依頼の電話がきました。(あと、年度が始まったあとの夏休み前に1件。誰か倒れたのか?)教科や校種によっても、違いが出ると思います。数学の先生は引く手あまたでしょう。

自治体の教育委員会の人から電話がくるのですが、待ちに待ってた電話であるにも関わらず、なんと私は1つ目の自治体からかかってきた電話には、パニックになって断ってしまったのです。「新卒の人間に講師なんてつとまるんだろうか。」って、急に不安になったのです。今思うと「何やってるんだ、私…」という感じなんですが、当時は本当にパニックでした。せっかく声をかけてくれたのに、申し訳ない。

あるかわからない就職口を自ら蹴ってしまうバカをしてしまった私は、さらに焦っていくわけです。

 

断ったけど、どうしよう、、、、

気持ちを落ち着けましたが、断ってしまったことへの罪悪感、そして「来年度の働き口がない、どうしよう」と不安にさいなまれました。(自分が断ったくせにね!)
そうやってモヤモヤしている間に(30分後くらい?)もう一件かかってきました。「どうしよう、どうしよう」と相変わらずパニックでしたが、「私は今、就職口がないんだ!」という焦りの気持ちが勝って、イエスの返事をしました。講師として、採用が決まりました。病休の先生の代わりで常勤講師という枠でした。

 

 

決まったけど、まだ不安は続く…でも!

なんとか来年度の働き口が決まりました。しかし、講師依頼を受けたものの、学校が始まるその日までずっと不安でした。「私、卒業していきなり「先生」なんてできるんだろうか?」って。大学の友達で採用試験に落ちた子は、非常勤になる予定の子が多く、「常勤になったら教採の勉強する時間ないから大変」とか「慣れるために非常勤から」と言っていて、もしかして決断をミスってしまったのかもしれないと思っていました。
もし今、私が昔の私に言えることがあるとしたら「常勤講師になると決めた、その決断はグッジョブ!!」と言ってあげたいんだけど、あの頃はずっーと不安でしたね。

 

 

とにかく時間がない!!

「講師として働いている方が、教採では有利になる」と言う人がいるけど、どうかなと思います。今の試験の形がどうなっているのか、イマイチ知らないのですが、今、受けている現役講師の先生方を見ていても単純に講師だから有利とは思えません。私が大学時代に考えていたような「現場の経験があれば…」みたいなことは、ないと思います。残念ながら。

 

もう1つ、残念なお知らせがあるとすれば、現場に入ってみると時間がないというのは、事実です。
現場では、「採用試験の勉強!」などと言ってられません。

私は、1年目、学級担任はありませんでしたが、学校によったら学級担任だってありえます。常勤講師なら、非常勤にはない校務分掌(いろんな事務的な仕事や会議)やクラブ活動もあります。私の場合、何より、授業準備が大変でした。一からの勉強だし。毎日が必死で自転車操業状態。ほとんど採用試験の勉強できずに、夏休みに突入。「いよいよ教採に向けての勉強!」とか思いつつも、クラブと二学期準備と生徒指導でほとんど勉強なんかできず…筆記はボロボロでした。筆記の試験はともかく、面接ならと思ったけれども、講師の特権である現場の知識を生かせませんでした。「講師の経験」って言っても、4月から夏までの経験だし、それにとにかく毎日を駆け抜けている感じだったので、振り返っている暇なんてなかった。だから、面接でも大学生だった去年と同じようなことしか言えなかったんです。案の条、講師一年目は、教採は不合格という結果でした。

それでも私が過去の自分にグッジョブと言う理由

それでも私は常勤講師をしててよかったと思います。勉強する時間はなかったけれども、そこでのたくさんの出会いに支えられて、「教諭」になるために「本気で」勉強するようになりました。
もちろん、それまでも教員になりたかったのは、なりたかったのですが、今振り返ると本気度は低かったように思います。当初は「教員になりたいなら、待遇面を気にしないなら一生、常勤講師でいいんじゃないか?」と、「教諭」である必要性も感じていませんでした。

 

ここで、少し話はそれますが、私は講師時代のことを思い出すたび、ある子(Aとする)を思い出します。Aは傍から見るとしっかり者なんだけど、いろいろ抱えていて私はAの悩みを以前から聞いていました。年度の終わりにA自身に大きい災難が起こりました。いろいろA自身も周りの人間たちも苦労したものの、それ自体はなんとかなりました。その後、私はAに「一緒にこれからも頑張ろうね」と声をかけようと思ったんです。でも、やめました。だって来年は私が代わりをしている病休の先生が帰ってきたら、私はこの学校にはいれないから。別にAは、私がいなくたってちゃんとやっていけるだろうし、卒業したらどうせ離れるんだから「それはそれ」と割り切ればいいし、依存する関係を作るがいいとは思わないんだけど、私自身がその一言を言えない立場であることがとても情けなく思えてきたんです。
そして私はAだけではなくて、今受け持っている子すべてに対して、「そういう立場」なんだと気づいたんです。もちろん教諭になっても、様々な事情で3年間持ち上がりで上がれることは少ないと思いますが、講師である限り、教諭より子どもたちと長いスパンで付き合う可能性は低くなります。

 

 

今、思うこと

そこからの数年は、本気で寝る間も惜しんで必死に採用試験の勉強をしました。で、数年後、合格。私は、あの講師を必死にやりながら勉強した経験も、Aに「一緒に」と言えなかった悔しさも、とても大切だったんだなと今になって思います。(この記事も参考になるかも。)

現場にいると、いろんな経歴の先生に出会います。採用試験受かるために就職浪人した人、大学院を出た人、企業で働いて転職してきた人、非常勤での講師経験がある人…。それぞれの道でいろんな学びをしてきて、だからこそ、それをいかしたそれぞれの持ち味があります。だから、どの道を選んだって間違いではないと思います。

私は、新卒で常勤講師としての道を選びました。まぁ、上にも書いたように「選んだ」なんて偉そうに言えるような流れではありませんが。あの頃は、時間はなく、毎日、満身創痍でしたが(今も?)、私はこの道を選んでよかったなと10年たっても思います。

参考になるかわかりませんが、もし、講師登録を迷っている方がいたら参考にしてください。

 

追記:実は、昨日Aから何年かぶりに連絡がきて、話しているうちにいろいろ思い出してこの記事を書きました。Aに当時の話は覚えておらず、ケロッとしてました。いかに一人で熱くなってたかよくわかる事件でもありました笑

 

 

この夏したいこと🌺🚢

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私はエゴグラムでいうACが高すぎるので、
それに気づいてから私は日々の生活の中でFCを上げる練習をしています。
「自由で天真爛漫に過ごすこと」≒「楽しむこと」を意識的に取り入れようとしているわけです。
(どこかでエゴグラム交流分析について書いてみたいな)

この夏したいこと

というわけで、今日のテーマは「この夏したいこと」。
いわゆる夏休み期間中にやってみたいことをリストアップ化しようと試みました。
し・か・し!
夏休みがもう3分の1終わるというのにアップできない。
「しようとは思ってんのよ!」と思いつつも、忙しさや面倒がっている自分がいます。
あと「もっと練ってからアップした方がいい」とかいう謎の言い訳を考えてます。
本当に、だれに言い訳してるんだか。
普通にしたいことリストアップするだけなのにね、何をそんなに考え込んでいるんだと不思議に思うと思います。
私も自分自身に不思議です。
どこかで、自分に無意識でストップをかけているのでしょうか。
…たぶん、かけている。
もうこういう時は「えいや!」という気持ちで自分をぶちやぶるしかない。
というわけでリスト化してみまーす、えいやっ

とにかくあげてみる

・カメラで写真をたくさん撮る
(この夏のベスト5をネットでアップする!)
・夏服を買う
・部屋の照明を変える
・部屋の時計をおしゃれなものに変える
・部屋を片付ける
・ブログ毎日書いて、楽しさを見つける
・ダイエットというか、体力をつける
(ランニングを再開しようかな)
・東京か宮島に日帰りで行く
・早めに宿題終わらせる
・銀行で口座を新しく持つ
・ホワイトニング再開
・寄付したいと思っていた団体に寄付する
・ずっと定期引き落としになっていることを解約する
・矯正を終わらせる
・料理のレパートリーを増やす
・わくわくするものを見つける
・ずっと読みたかった本に手をだす
・カーエアコンをなおす
・カラオケにいく
・腸活する



「To doリスト」になりかけている…

楽しむことを出すのに、「To doリスト」化していく…
どこまで楽しむことを制限しているんだ…トホホ
まぁ、自分を責めずに気楽に人生でわくわくした気分を増やしていこうと思います!
また増えたら追記していこうと思います。